異常気象はスーパーセルなどからも叫ばれています。スーパーセルは積乱雲の一種ですが、一つの雷雲が凄まじいまでに発達したもの。
一見普通の雷雲のような外観ですが、大規模な水平方向の回転でスーパーセルを見分けることができます。雲の中に、メソサイクロンと呼ばれる、グルグルと渦巻く気流を隠し持つのが特徴。
このメソサイクロンは条件が整うと、トルネードと呼ばれる強力な竜巻になります。これがいざ発生してしまえば、いくつもの町が全滅することもあるほど。
スーパーセルが世界で最もよく発生するのは、アメリカ合衆国にあるグレートプレーンズ地域。このトルネードをはじめ、時にカボチャ大の大量の雹を降らせます。
放電活動も激烈となっていて、何万発にも達する落雷数もその特徴。中緯度地域ではスーパーセルが人里付近に来ると、専用の地下室へと避難します。
このスーパーセルは、単一となった降水セルで構成。にもかかわらずその規模は超大型で、雲頂の高度が上空20kmを上回ることもあります。こんな激しい荒天をもたらす、大きな積乱雲ができるのも異常気象が理由とされています。
今のところ日本ではスーパーセルはないようですが、ひょっとして近い将来やって来るかもしれませんね。
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