異常気象はいつから問題視されるようになったのかは意見の分かれるところです。
元々は1970年代になってから科学が進歩したことで、地球の大気の仕組みについても理解が深まりました。
その頃から科学者の間では、深刻な問題として地球温暖化が語られるようになったのです。
1985年には地球温暖化に対して、初めての世界会議がオーストリアのフィラハで開催されています。これをきっかけとして、二酸化炭素を原因とする地球温暖化の問題が浮上しました。
1988年になると、世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により、「気候 変動に関する政府間パネル(IPCC)」が設立されています。
これは地球温暖化に関して科学的な側面をテーマにした各国政府の検討の場。
これまでに3度発表された報告書は、世界の各国の政策をはじめ世論にも大きな影響を与えています。
その最新科学や技術的知見は、「気候変動枠組み条約」や「京都議定書」などの議論において最も信頼されています。
紹介したのは世界的な取り組みですが、個人的な異常気象への懸念は古くからありました。
1889年にはスウェーデンの科学者「スバンテ・アレニウス」が、すでに地球温暖化と二酸化炭素の関係について指摘しています。
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