異常気象は熊の生態系にも異変を起こしています。厳しい寒さとなる冬の京都。雪化粧をした金閣寺は風物詩ともなっていますが、初雪が観測されない年も多くなっています。それどころか最低気温が0度未満の冬日がない年も。日本全国的に異例の暖かい冬が続いています。
この近年の異常気象は山の環境を変化させ、冬眠しているはずのクマや蛇の目撃例も多くなっています。
今からおよそ100年ほど前には、北海道で三毛別ヒグマ事件が起きています。これは冬眠に失敗したヒグマが、民家を襲い7人が死亡したもの。
最近言われていることが、人と熊の境界線がなくなったということ。以前は、熊が山中から出てくることは、あまりありませんでした。
今では当たり前のように、家の周辺や畑などに現れます。秋田では住宅街でも頻繁に目撃され、熊の行動範囲には明確な異変が発生しています。
秋田市の上新城地区の住民は、普段から山中での山菜摘みや猟を行う人々。密接に熊と関わってきた人たちも、熊の変化を敏感に感じとっています。
秋田ばかりではありません。東京の青梅市でも民家に熊が侵入、食料をあさるなど、全国各地で被害が相次いでいます。
何とか共存したいですね。
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