異常気象は中国でも頻繁に起こっています。この異常気象によって、気象災害とも呼ばれる事態が数多く発生。毎年4億人以上の人々が自然災害の影響を受けています。
4,800万haにのぼる農地が被害を受け、直接の経済被害額は約2兆円以上にも達しています。
特に1998年は最悪となっており、約3兆6千億円という巨額の被害。
中国政府はこのような事態を受け、災害への対策を重視しています。現状を把握し、予報や予測、対策設計などのため国家気候センターが基礎資料を作成しました。
それによると気象災害の主な分布が分かります。南東部沿岸は台風経路であり、風水害が多くなっています。
さらに梅雨時期の豪雨災害があるのは、主として揚子江より南の華南地域。現に2020年も洪水は各所で起こっていて、三峡ダムの強度も不安が伝えられています。
異常な高温があるのは揚子江以南地域と、北西部の沙漠地域。ここでは、乾燥や干ばつの被害が多発しています。
砂塵あらしによる災害も大きく、こちらは北西部のタクラマカン沙漠や、北部の中央、ゴビ沙漠が中心。
ほかにも寒波の侵入による災害など、異常気象大国ともいえる中国です。
困ったものですね。
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